2016.09.29
経営
昨日と一昨日の2日間、東京で「行動探求」についてのセミナーに参加してきました。
ソーシャルの分野を学ぶことで得た気づきを、起業支援の現場にどう落とし込んでいくか。
それが私に課せられた課題だと感じていました。
そして、私にとってそれは人や組織の力を強める支援だと思っています。
思えば、経済学部だったのに無理矢理モチベーション理論で大学の卒論を書いたくらい関心が強かった分野だったり。
学ぶ中で、自分が気づいていなかった無意識の前提にきづくことができたり、その効果は自分で体験することを通じて理解し、ようやく自信を持ってお伝えできるようになりました。
チームをうまく運営していく中で、相手の考え方を変えることは簡単ではない。
まず自分がアプローチできるのは、自分の行動なんですよね。
分かってはいても、自分一人ではなかなかその無意識の前提に触れることはできないもの。
この2日間で気づいた自分の無意識の前提は2つ。
一つは、自分が企業変化を生み出すことを提案しながら、自分自身が従来のコンサルタントの価値観から脱し切れていないからこそ、伝え切れていなかったということ。自己矛盾に気づき、内省したことを相手にさらけ出すこと。それこそが変化に対応する組織を率いるリーダーシップなのに、その前提に自分で気づいていなかったということ。
もう一つは、解決策を急ぐ傾向にあるということ。
早く解決しなければいけない課題と、じっくり時間をかけて取り組むべき課題について、支援者としての関わり方を使い分けなければならない。特に相手に気づきを促すような場合はじっくりと向き合うことが大切だということを再認識しました。
自分自身が変容を体験しているからこそ、自信をもってお伝えすることができます。
でもこの気づきも常に学び続けなければ忘れてしまうもの。
そのためにも定期的に自分で勉強会を開催して、学びを深めていこうと思います。
2016.09.29