2016.11.19
経営
京都市ソーシャルイノベーション研究所主催のシンポジウム「『子連れ出勤』という就業スタイル」に参加してきました。
ゲストは、外出先でも場所にしばられず授乳ができる授乳服の販売、また1歳未満の子供を職場に連れてきて仕事をする「子連れ出勤」などを通じて、新しいワークスタイルを発信している有限会社モーハウス代表の光畑由佳さん。
子連れ出勤と聞いて、みなさんはどう感じますか?
私自身、正直参加するまでは理想論かなぁという印象を受けていました。
でもそう思うのなら、どうしてできないと考えているのでしょうか。
それこそが、思考停止を生んでいるのではないか。
それが、光畑さんが問いかけたいことなのだと思います。
むしろまだ歩けない1歳までは母親と子供が一緒に時間を過ごすことが自然。
それ以上になれば保育園で自由に動きまわれる環境の方がいい。
子連れ出勤と聞いただけで、うちの会社では無理だなと思ったり。
ただそれだけのことがなぜできないか。
自分を制約しているのは自分自身ではないか。
今まで社会でそうしてきているのだから、それにはきっと大切な意味があるのではないか。
私たちは誰かがつくったルールについ縛られがちです。
しかし、現代の価値観にあったもっといい方法があるはず。また、大企業にとって正しいやり方と自分にとって正しいやり方は当然違う。
人が子供から大人に成長していくにあたって環境を劇的に変化させていくのと同じで、企業も発達段階に応じて柔軟に形を変えていくべきであること。
そこにはもっとチャンスがあるし、それを待ち望んでいる人たちがいます。
様々な場面で思考停止になっていないか。
あらためて問いかけられた気がしました。
男性は特にそうした出産、育児に関しては理解できていない部分が多く、まちがった支援をしているように思います。
私自身の家庭の経験も振り返りながら。笑
「子連れ出勤」というキーワードから互いを理解することの大切さを考える。
そんなことを考えた一日でした。
会場では赤ちゃんが泣いたり、子供が歩き回ったり。
それが当たり前で自然だし、学ぶうえで何も問題がないと感じることができたのも良い経験。
2016.11.19