2017.09.27
経営
先日、育休中のママたちの経営勉強会「ぷちでガチ 育休MBA講座」に見学にいかせていただきました!運営も1年任期で育休中のママたちがおこなっています。
http://site.wepage.com/ikukyu-MBA
普段、大阪で赤ちゃん連れOKの勉強会を開催。梅田や本町など会場にもアクセスのよいところを苦労して探されているようです。会場のオーナーはよくても、赤ちゃんの泣き声などを近隣の方々がよく思わないこともあったそう。
何より驚いたのが講師陣の顔ぶれです。経営大学院の教授や有名企業の経営者などが登壇しており、とてもおもしろそう!でも、ぷちガチでこんな講座を受けることができるのは、育休中のママだけの特権なんですよね。そうした視点がとてもユニークでした。
この日は、京都で新しく始めたアクションを重視する連続講座の第1回目。会場であるゴマクロサロンを運営する【ごま油の山田製油】山田社長自身がMBAコースで学んだ経営理論と中小企業経営の実務の話を織り交ぜて講義をおこない、参加者同士のグループワークをします。この山田社長の話が面白く、SILKがぜひ応援させてもらいたい企業だなぁとも思いました。
中小企業にとってフレームワークを使う意味はどこにあるのか。既にある市場のシェアをとりにいくのではなく、新しい市場を切り開いていこうとするときに必要なものは何か。
参加者のみなさんが子供をあやしながらも熱心にメモをとり、多くの質問が出ていたことも印象的でした。赤ちゃんがいるから、といって場が緩むわけではなく、むしろほどよい動きが議論を活発にしているように感じました。
この育休ママのためのMBA講座。最初聞いたときからとてもおもしろい視点だと感じていました。育休中のママが求めているコミュニティは何か?どうしても子育ての悩みを共有できる子供のためのコミュニティを想像してしまうんですよね。でも、そうした直接的な子育てのコミュニティづくりではなく、自分が学びたいことを大切にして、間接的に生まれる子育てのコミュニティもおもしろい。直接的すぎると息が詰まってしまうこともあります。
そういえば、私自身も土日に行きたい勉強会があっても、子連れではいけないなと思い断念することがよくあって、子連れOKな経営や社会に関する勉強会があればいいなぁと思っていました。
主観と客観を行き来させること。フレームワークを使ったからといって新しい市場が切り開けるわけではありません。市場を切り開くには、主観に基づくトライアンドエラーが必要。そんなことをぷちガチと山田社長から気づかせてもらった気がします。
この京都での連続講座はすでに満席!ですが、大阪での講座はまだ参加できるようです。ホームページをチェックしてくださいね。この講座を受けられる育休中のママがうらやましい!保育園の関係で来年の4月には職場に復帰される方が多く、これから出産される方などで新たな運営メンバーを募集しているとのこと。この取り組みがもっと多くの女性に届いてほしいなぁと思います。
2017.09.27