2012.05.09
経営
商店街にシャッター店舗が多くなり、寂しい風景がみられるようになって久しいですが、商店街のお客さんはどこに流れたのでしょうか?
おそらくは大型店舗・スーパー、コンビニエンスストアであることは予想がつきます。
そのため、商店街も集客のための施策を一生懸命考えています。
しかし、商店街の認識は消費者の認識よりも甘いという調査結果が出ています。
中小企業庁委託「全国商店街調査」(2010年11月) に基づく競合環境の調査に関して、商店街の回答割合と消費者の回答割合を比較しています。
「大型店舗」、「量販専門店舗」、「インターネット販売・通信販売」の3つについては商店街が競合だと考えている割合よりも消費者が競合だと考えている割合が多くなっています。
「インターネット販売・通信販売」に関しては商店街が15.5%と回答したのに対して、消費者は33.8%が競合だと答えています。
また、他の商店街が競合だと答えた割合では、商店街は42.8%に対し、なんと消費者は0%となっています。
積極的にアイデアを出して成功している商店街がある一方で、多くの商店街では集客に苦労しているのが現状です。
「他の商店街」が競合相手ではなく、「インターネット販売・通信販売」が競合であることをきちんと認識して、もう一度施策を考える必要があるでしょう。
大型店との連携による活性化を目指す岡山県岡山市の表町商店街や、環境整備・イベント開催・宅配サービス等で空き店舗が減少した島根県浜田市の紺屋町商店街などが中小企業白書2011で紹介されています。
岡山でのお買い物・修理・リペアーの表町商店街情報 【 おもてちょう 】
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地域性を出した商品づくりや空き店舗の有効活用など魅力的な商店街づくりによっては、これからも商店街は地域に必要とされ続けると思います。
2012.05.09