2024.10.13
freee日々のこと
はじめてfreee会計を使う方向けに、税理士がポイントを解説した記事を書いています。
前回の記事はこちら
freee会計を使いこなす5つのポイント①freeeの基本設計を理解する
今回の2つ目のポイントは「お金の流れを整理する」です。
そんなこと当たり前では?
それよりとりあえず使い始めたい
そういう方が大体の場合にfreeeがうまく使いこなせていない状態になっています。
私たちは原則として、下記の順番でお金の流れを整理して図解もしくはステップで可視化するようにしています。
まずは売上や仕入の流れから整理し、徐々に入金される預金やクレジットカードへの整理に進みます。
1.売上→入金までの流れと時期と場所
2.仕入→支払までの流れと時期と場所
3.給与
4.外注費
5.預金処理
6.クレジットカード処理
7.現金処理
通常の会計ソフトであれば、入力の順番はあまり意識せずある程度自由な運用ができるかもしれません。
現金出納帳の内容から入力しても問題ないことも多いでしょう。
しかし、freeeの場合はそうはいきません。
取引の発生する順番から流れをおさえることで、のちに自動で経理での消込が自動化できるようになります。
最近もfreeeを使っているのに請求書と取引を連携せず、預金入金を売上処理している事例も見受けられました。
このような場合、せっかくのfreeeの機能がいかせず、もったいない状況になってしまっています。
簡単に手書きでいいので、売上の流れから整理してみましょう。
そうすると、「あれ、この決済はどこの預金に入金されるのだっけ?」というように、細かなところがきちんと把握できていないこともあります。
まず、こうした詳細な流れを図解化しておくことが大事。
このお金の流れの整理がfreeeの使いこなしに大きな影響を与えることになってきます。
2024.10.13